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そういえば・・・

レオンが麻酔で痙攣を起こし、モモちゃんの隣家が燃えてしまったその週末はは『ものぐるひ』の週末だったのか、もひとつちょっとした事件があった。

我が家の隣の隣のお宅にはおばあさんがお一人住まい。
一日おきに甥御さんが訪ねていらして、面倒をみていらっしゃるとか。
今は亡きご主人は某政党のビルの設計を担当されたという建築家で、奥様もとても気位の高いしっかりした方だという評判である。
でも、引っ越してきた頃確か姑が『確か86くらい』って言ってたのでそれが本当ならもう90歳を過ぎてることになる。
そういえば、最近お姿をお見掛けしないなと思っていたのだが・・・。

レオンも落ち着いた25日の日曜日、買い物に出かけていた長女が『誰か手伝って、うちに脚立ある?』と飛び込んで来た。
聞けば『お隣のお庭におばあさんが倒れてる、塀を乗り越えて入らないと』
とりあえず私も脚立を担いで一緒にそのお宅の生垣のそばまで走る。
長女が先ず生垣を乗り越え、奥様を助け起こそうとするのだが何せ経験が皆無なので腕を引っ張ったりして奥様も『イタタ』なんて言ってる。
しょうがない、と私も生垣を乗り越えようとするが、奥様が『暗いから危ない』とおっしゃるので許可を得て娘に玄関を開けさせそこからお庭へ。
私が後ろからわきの下を抱え、長女の肩につかまってもらって立ち上がらせる。
でも、足に力が入らないのかすぐにへなへなとなってしまうので家の中から車椅子を持ってきて乗せて家の中へ。
その間、どんどん暗くなるしお庭に電灯はないし慣れないしでまさしく手探り。
どうにか家に入れて玄関にある椅子に座らせると『ありがとうござます、もう結構です』
ははん、これが気位が高いといわれる所以だわね、と思ったけど仕方ない、何かあったら電話してくださいと番号を渡して家に戻った。

なんでも、お宅の前を通りかかった娘が『すみません』と声をかけられたそうだ。
洗濯物を入れようとして庭に出たら植木鉢に躓いたとか。
お年寄りの一人住まい、お庭の片付けもなかなかできないんだろう。

夜になって長女がどうしても気になる、というのでまた伺ってみると、近所のいつもお世話しているという方がいらしていて、『甥御さんに電話したからもうすぐお見えになると思う』とのこと。
それなら大丈夫、とひとまずは安心。

翌日、車椅子に乗って甥御さんとうちへ挨拶にいらした奥様。
検査の結果、頭を打ってもいないし、大丈夫とのことだった。

でも、もし誰もあそこに通りかからなかったらこの季節、大変なことになっていただろう。

年寄りの両親を抱える身、とても人事は思えない。
実家でもどちらかが入院したら片方は一人住まいと同じことだ。
やっぱり、両親には今後どうするかほんとに考えて欲しいんだけどなぁ。
Commented by chiroru-pu at 2009-02-12 15:46
レオンちゃん、お加減いかがですか?何だか大変なことが続きますが
お体壊さないようにして下さいね。

うちも父は独り暮らしですが、週に何度か人の出入りがあるので
それで何とかやっていますが、真夜中に倒れたりしたらもうダメだと
思います。外ならなおさらですよね。でももう、その部分は「諦めてる」
状態です。うーん。いや、諦めると言うよりは「不可抗力」なのかもです。
同居してても24時間ついていられるわけでもないですしね。どこかで
「ここまでは何とかするけど、ここから先はなるようにしかならない」と
いう線引きはしないと難しいですね。

出来る人が 出来ることを 出来るだけやる

これ以外に方法はないですもの。ね。
Commented by もなか at 2009-02-13 10:02 x
☆ちろる師匠
コメントありがとうございます。
さすがに昨日は、気持ちが悪く頭も痛く、熱が少し出ました。
家事は失礼して、一日寝てたらどうにか今日は元気です。
なんだかんだ、疲れが溜まっていたんでしょうね。
たまには休養しないとね。

確かに、どこかで諦めをつけなくてはいけないこともありますね。
その『出来る』ことの峻別も難しいですね。
なんとなく人の目を気にしてしまうところもまだありますし。
例えば、母が『もっとやってくれて当然』と思っていそうなところが
今は私たち姉妹のネックです。
自分の家族に対する気兼ねもあるし、なんだかにっちもさっちもいかないような
気分の連続です。
Commented by 翔太ママ at 2009-02-15 15:32 x
「もっとやってくれて当然」・・
なんだか亡くなった自分の母親を思い出してしまいました。
私も自分の親と夫や子供たちへの気兼ねで窒息しそうになったことを、思い出しました。
とにかく、「今、できることだけをする」しかないのではと思います。
我が家では、1月中旬に姑が退院して、ほっとしたのもつかのま。
昨日、再度入院して、とりあえず主人一人で飛んで(地方なので本当に飛行機で飛んで行くんです)行きました。
また、大騒ぎになりそうです。
親が老いるというのは、厳しい現実がありますね。

「ブラザーズ&シスターズ」、私も大好きです。
Commented by もなか at 2009-02-16 13:09 x
☆翔太ママさま
コメントありがとうございます。
やっぱり昔の人は、親の面倒は子供が見て当然という気持ちがあるようですね。
それに、実家の場合、父が他人が家に入るのを嫌がるとかで、行政のサービスもまったく受けていません。
気持ちは分からないじゃないけど、そこら辺をもう少し柔軟に考えてくれたらいいのに、と思ってしまいます。
今回は入院が一週間だけだったし弟のお嫁さんも来てくれたので泊まりは一回で済みましたが、今度こいうことがあったらお嫁さんも北海道からそうそう来るわけにも行かないと思いますし、泊り込みも正直ほんとに疲れます。
なんとか、いい知恵はないものかと思うのですが、子供がいいと思っても親はどうだか分からないし、ほんとに手探りの状態で、これからもっと厳しいだろうなぁと思います。

>ブラザーズ&シスターズ
シーズン2の最終回ではサプライズがあるようですね~(ケヴィンとスコッティ)


by yuming0117 | 2009-02-11 21:55 | Comments(4)

還暦過ぎた夫婦の日々         


by yuming0117
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