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肥満細胞腫

6月末、夫が『夜中にレオンがどこか掻いてる音がした、蚤でもいるんじゃないか』と言うので調べてみる。
右脇腹にポチッと赤いものがあるのを見つける。

蚤に刺されたんだね、そうそうそろそろフロントラインをつける時期だ、と言うことでフロントラインをつける。

7月2日、朝見てみるとレオンの毛に血が付いている。
また引っ掻いたのかな、まだ痒いのかな。
午後、動物病院へ。
新しい女の先生は慎重な性格なのか、どうも人を不安にさせるようなもの言いをする。
何度もポチッを触ってシコってるのが気になりますね、蚤は見ましたか?など質問を受ける。
しこり?腫瘍とか?と質問するも、それには答えず。
院長先生が顔を出し、多分膿胞だと思いますよ、薬をつけて一週間様子を見て下さい、と言われる。

帰って来て薬を塗る。
蚤ならほどなく治るだろう、と思いつつ、しこりと言う言葉が妙に引っ掛かる。
レオンは以前、足の指の股に出来たポチッが肥満細胞腫かもしれないから検査しましょう、と言われたことがある。
その時は幸いただのできものだった。
念のため、ネットで肥満細胞腫について調べる。
しかし、もしそうだとしても、表れかたも色々あると言われるこの病気、この時点ではレオンのものがどういう種類のものか判別できないので、なんとも分からず、不安になるだけ。

薬を塗り続けたものの、ポチッは小さくならずテカテカして見たことのないもののような気もする。
夫も、やっぱり小さくなってないね、と言うので7月9日、改めて病院へ。
前回と同じ女の先生、薬を塗っても小さくなっていないと言うことは腫瘍の可能性があります、検査しますか?と言われお願いする。
『腫瘍って肥満細胞腫ですか?』と聞くと良くご存知ですね、と言われる。
やっぱりそうなのか、まだ小さいけど、手術しなくてはならないのか、麻酔は大丈夫なのか、いろんなことが頭を駆け巡ってどうしていいのか分からない。

午後の診察は4時から。
4時になるのを待って電話すると、まだ結果は出ていません、出次第こちらから連絡します、と言われまた待つ。
何も知らないレオンはいつもと変わらない様子。
元気なんだからまだ内蔵に転移はしていないんだろうと思うしかない。
夫はレオンを散歩に連れて行く。
散歩から帰って来る前に電話があり『お時間がある時にレオンちゃんとおいで下さい』と言われ、
やっぱり悪いものだったんですか、と尋ねると『電話ではちょっと』と言われる。
家族中でとても心配していますので、悪いものかどうかだけでも教えていただけませんか、と言うと『やはり肥満細胞がみつかりました、これからどうするかお話ししたいのでなるべく早くおいで下さい』と言われ、今日伺いますと答える。

夫の携帯に電話するも、リビングのテーブルの上で発信音が・・・。
ちゃんと持ってってくれ!

外に出て待っていても姿は見えず、近所のスーパーまで見に行って見つからず、戻ってみると玄関前に夫とレオンが。
急いで病院へ行ってと言い、2人は病院へ。
今思うと、どうして私は行かなかったんだろう?(笑)気が動転してたのかな?

夫とレオンが帰って来る。
ネットで調べたのとほぼ変わらない話を夫から聞く。
取って調べてみないとどの程度か分からない、手術必要、と。
なってしまったものは仕方ない。
でもきっと治してあげるからね。

娘たちにもメールで連絡する。
2人とも泣きながら帰宅。
電車の中でも泣いていたと言う長女。
電車の中の人みんなこの子失恋したんだと思ったと思う、と笑わせる。

この家からレオンが居なくなるなんて、ありえない。

続く
by yuming0117 | 2012-08-02 14:29 | レオン | Comments(0)

還暦過ぎた夫婦の日々         


by yuming0117
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