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校歌

立原道造詩集に併記されている中村真一郎氏の評論が興味深い。

東京下町の普通の家庭に生まれ育った秀才の自己確立の困難さについて、芥川龍之介、掘辰雄、立原道造を例に挙げ書いておられる。
その内容は、特にここには書かないとして(笑)
ごく一般の当時の日本人とは全く異なった環境に育った白樺派、地方から単身上京し作家生活に入った自然主義の作家らとの比較は、下町育ちの私にはなかなか興味深く、共感するところも多い。

この3人の共通項の第一に挙げられているのが都立両国高校だ。
(当時は東京府立第3中学)
墨田区では有名な公立の名門校である。

都立の学校と言うのは、行政の都合に翻弄されてかつての名門も今や、という学校も少なくない。
両国高校も今はどうなんだろうと検索してみた。

高校のHPと言うのは随分気合が入っている学校もあってめぐってみると他人の学校ながら結構面白い。
いわゆる伝統ある名門校ほどその気合がすごくて、なるほどね名門校の伝統(と言うかエリート意識と言うか・笑)と言うのはこうやって引き継がれていくのね、と名門校出身でない私も納得。
特に面白いのは校歌。
伝統名門校ほど、日本を背負って立つ、という気概にあふれた歌詞を古語で歌いあげていて、このご時世に聴くとちょっと笑っちゃうようなところもあるけど。(失礼!)
当時中学校高等学校へ進学できる人たちはほんの一握りで、まさしく選ばれた人々。
自分たちが頑張るんだと言う自負心が今の私たちからは想像もできないほど強かったんだろう。

そんな校歌を今の生徒が演奏するオーケストラつきの合唱で聴ける学校もある。

両国高校の校歌も聴くことができるのだが、これがなかなか変わった歌なのだ。

両国高校校歌

創立当時から変わっていないと言うこの校歌。
芥川も堀も立原も歌ったんだなぁと聴きいってしまった。
Commented by madara at 2010-12-31 16:04 x
もなかさま 今年もお世話になりまして有難う御座います~(^^ゞ
来年もどうぞ宜しくお願い致します(笑)
よいお年をお迎え下さいね~お正月の食卓のお写真を
楽しみにしていますヽ(^。^)ノ


Commented by もなか at 2011-01-01 08:24 x
☆madaraちゃま
あけましておめでとうございます。
昨年はいつも心和む猫ちゃんたちの画像、美味しそうなお食事の画像楽しませていただきました。
ことしもまた、平和で明るいmadara家でありますよう、お祈りしています。
今年もどうぞよろしくね。
by yuming0117 | 2010-12-21 14:11 | | Comments(2)

還暦過ぎた夫婦の日々         


by yuming0117
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